やりたいことの見つけ方、間違えてるかも。まず直すべき基準とは?

やりたいことを探しているのに見つからない。
自己分析をしても、どれも自分にしっくりこない。
その原因が「才能」でも「やる気」でもなく、“選ぶ基準の間違い”にあることをご存じでしょうか。
この記事は、
「やりたいことの見つけ方がわからないまま迷っている人」
「本音より他人の評価を優先してしまう人」
に向けて書いています。
もし今、
「どう探しても答えにたどり着かない」
「正しい方法で探しているはずなのに空回りする」
そんな感覚があるなら、その違和感はとても正確です。
なぜなら、やりたいことが見つからない背景には、承認欲求や自己評価の低さから生まれる“外側の基準” が深く影響しているからです。
この記事では、やりたいことの見つけ方で多くの人が無意識にやってしまう“間違った探し方”と、そこに潜む心の癖をわかりやすく解説します。
具体的には、
- なぜ他人軸で選ぶと本音が消えるのか
- 本来の自分に戻るために直すべき「選択基準」とは何か
を丁寧にお伝えします。
読み進めることで、これまでの迷いの理由が自然とほどけ、やりたいことが見えてくる“土台”が整っていきます。
焦らなくて大丈夫です。
まずはその基準を、一緒に見直していきましょう。
やりたいことが見えなくなる本当の理由とは?
やりたいことがわからなくなると、多くの人は、
「もっと自己分析しなきゃ」
「向いていることを見つけなきゃ」
と、答えを探そうとします。
一見すると正しい行動に見えますが、この時点で、すでにひとつ大事な視点が抜け落ちています。
それは、「自分がどんな基準で物事を選んでいるか」 という視点です。
たとえば、
- 「ちゃんとしている人」に見えるか
- 人から評価されそうか
- 否定されたり、浮いたりしないか
こうした「他人の目」を意識した基準は、社会で生きるうえでは誰もが持っているものです。
ただ、それが「やりたいこと探し」の軸になってしまうと、自分の内側で感じている小さな違和感や興味は、いつのまにか後回しにされていきます。
その結果、どれだけ考えても、調べても、「しっくりこない」「ピンとこない」という感覚だけが残ります。
つまり、やりたいことが見えなくなるのは、「選ぶ・選ばない」の問題以前に、そもそもの“選び方の前提”が、本心から離れてしまっているからなのです。
では、なぜ私たちは、気づかないうちにその前提を、他人の評価に預けてしまうのでしょうか。
その背景にあるのが、次にお話しする 「愛されたい」という気持ちです。
愛されたいと願うほど、選択基準がゆがむ
人は不安が強い時、つい他者評価に寄りかかろうとします。
- 認められそうなこと
- 期待されそうなこと
- 褒められやすい立場
こうした“外から見た正解”に意識が向いてしまうのです。
すると、選択の基準が知らないうちに、「自分がどう感じるか」よりも、「他者にどう思われるか」が優先されるという状態になります。
この時点で、やりたいことはほぼ見えなくなります。
なぜなら、やりたいことは“自分の内側”でしか感じられないものだからです。
本心が消えるのは、あなたが弱いからではない
愛されたい気持ちが強い時、心は「嫌われない選択」を優先します。
- 本当は休みたいのに、頑張ってしまう
- 気が乗らないのに、期待に応えようとしてしまう
- 誰かの好みに自分を合わせてしまう
こうした小さな“自分の放棄”が積み重なると、本音の声は自然と弱くなります。
でもこれは、あなたの性格の問題ではありません。
自分を守るために、「感じるより先に、合わせる」という生き方をしてきただけ。
この状態では、どれだけ優しい人になれたとしても、やりたいことが見えなくなるのは当然なのです。
やりたいことの迷子は、「愛されたい」の副作用
誰かに愛されたい。
誰かに選ばれたい。
その気持ちは人間の自然な欲求です。
しかし、この欲求が強くなりすぎると、選択の方向がこうなります。
×「本当はどうしたいか?」
↓
○「どうすれば嫌われないか?」
すると、
- チャンスが来ても自分で選べない
- 頑張っているのに満たされない
- 何をしても“しっくりこない”
という状態が起こり続けます。
つまり——
やりたいことがないのではなく、自分の本心が、愛されたい気持ちの陰に隠れてしまっているのです。
やりたいことを取り戻す第一歩は、“判断基準の修正”だけでいい
やりたいことがわからない時、多くの人は「何か新しい答え」を探そうとします。
でも、本当に大切なのは新しい情報ではありません。
“選ぶ基準”を元に戻すこと。
今日から少しだけ意識してみてください。
●この選択は、
- 「好かれたい自分」のため?
- 「本当の自分」のため?
●この行動は、
- 相手の期待に合わせている?
- それとも、自分が納得できる?
たったこれだけで、今まで見えなかった“微かな本音”が現れ始めます。
その本音こそ、やりたいことへつながる最初の入り口です。
愛されたい自分と向き合えた時、やりたいことは自然に近づいてくる
人に合わせることをやめる必要はありません。
誰かを大切にしたい気持ちまで否定する必要もありません。
ただひとつだけ——
「本当の自分にとっての“YES”は何か」
を小さく取り戻していくこと。
それだけで、選択の向きが変わります。
- 我慢でつないでいた関係が薄れ、心が軽くなる
- 無理だと思っていた道が、急に現実味を帯び始める
- 小さな好奇心が、ゆっくりと本気の興味に育っていく
やりたいことは、外側で探し続けるよりも、“自分との関係性”が整った時に自然と姿を見せてくれます。
だから大丈夫。
あなたはまだ、本心を取り戻す途中にいるだけです。
やりたいことは、必ずあなたの方へ近づいてきます。
まとめ
やりたいことが見えない時、足りないのは情報でも才能でもなく、ただ「選ぶ基準」が少し外側に寄っているだけです。
本当の基準を取り戻せば、心の奥に残っていた小さな本音が、少しずつ自分の方へ歩み寄ってきます。
基準が整うと、やりたいことは自然と“感じられるもの”へと変わっていきます。
やりたいことが見えにくくなる背景には、今回お伝えした「選ぶ基準のずれ」以外にも、心の中で静かに働く“もうひとつの理由”があります。
その理由と、そこから抜け出すための土台については、こちらの記事でより丁寧にお話ししています。
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一度、ゆっくり目を通してみてください。
今のあなたの状況が、さらに深く整理されるはずです。
もし読んでいく中で、
「もっと自分の本音を大切にしたい」
「内側の基準を整えながら生きたい」
そんな感覚がふと湧いてきたなら、それは次の一歩に進む準備が整ってきた合図かもしれません。
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