運命は生まれたときに既に決まっている!?
「運命は生まれたときに既に決まっている」というのは、ある意味では本当です。
ただし、運命を変える方法も存在します。
この記事を最後まで読むことで、そのやり方を身につけていただければと思います。
運命は生まれたときに既に決まっているってホント?
私達はこの世に生まれた段階で、ある程度、人生の方向性が定まっています。
占いで、「誕生時の情報」から人生の傾向を読み解けたりするのは、そのためです。
これは、私達がカルマの法則に支配されているためです。
カルマというのは、わかりやすく言えば、「行い」です。
仏教では、業(ごう)という言い方をします。
「自業自得」とか「因果応報」なんかは、日常でもよく使う言葉ですよね。(……因果応報はそんなに使わないかな?)
このあたりの言葉は、カルマの法則のことを表しています。
わかりやすく言えば、私達が過去に行ったことは、必ず未来に返って来るという仕組みのことです。ブーメランのように。
占いでは、この法則を利用して、生まれた時の星の配置などから、ブーメランが返って来る時期を読み解くわけです。
占いは当たるのか
じゃあ、占いさえ受ければ、全てのことがわかるかというと、もちろんそんなことはありませんよね。
占いの的中率は、70%もいけば高い方です。
私も、迷いのまっただ中にいた20代の頃は、年2、3回のペースでインド占星術の鑑定を受けてました。
でも、30代に入ってからは、めっきり利用することがなくなりました。
だんだん鑑定が当たらなくなってきたからです。
これには理由があります。
運命は変えられる!?
実は、運命は変えられるんです。
運命が変わってくると、占いは徐々に当たらなくなります。
それについて少し、説明しますね。
基本的に、占星術で使うホロスコープというのは、誕生時間と、誕生した場所の緯度・経度をもとに作成されます。
ホロスコープというのは、天体の配置図のことです。
生まれた瞬間の天体の配置図は、一人一人違います。
これが、占いのベースになります。
インド占星術のホロスコープは、誕生時間が数分ずれただけで、がらっと変わってしまうほど、正確無比なものです。
なので普通は、体感で70~80%当たってるんじゃないかと思えるほど、人生が鑑定された通りに進んでいきます。
……なんですが、それはあくまで、誕生する以前に作られたカルマの影響を読み取っているにすぎません。
もし、過去のカルマの影響を断ち切るほど、強力な影響力を今世の行動によって生み出すことができれば、必然的に未来は変わっていきます。
もちろん、それは簡単なことではないですよ。
普通に生きている限り、人間の一生は、過去世のカルマに影響されまくりますからね。
その影響力を断ち切って、新しい未来を創っていくという作業は、中々に骨が折れるわけです。
じゃあ、どうすればいいのでしょう?
もちろん、解決策はあります。
運命を変える方法とは?
ポイントは、マイナスのカルマを、これ以上発生させない、ってことです。
(悪い例)
理不尽な悪口を言われる
↓
ムカッとくる
↓
感情にまかせて怒鳴り返す
or
手が出る
これは最悪です(笑)
マイナスのカルマにマイナスのカルマで応じていたら、一生、負の連鎖からは抜け出せません。
未来にまた、マイナスのカルマが返ってくるだけです。
カルマの法則の観点から言えば、最初に悪口を言われたのも、そもそもの原因は、過去の自分の行動にあるんです。
なので、
(良い例)
理不尽な悪口を言われる
↓
ムカッとくる
↓
カルマの法則を思い出し、いったんこらえる
↓
その人がいなくなったら、心の中で好きなだけ悪口を言う(これ重要w)
たったこれだけ。
もちろん、ストレスは溜まりますが(笑)、未来に悪いカルマを持ち越さない、という点で、最初の対応よりは、はるかにマシです。
どうせ、過去にまいた種は、必ず刈り取らなくてはいけないんです。
過去の悪い行いを、なかったことにはできません。
なら、さっさと体験して、その場で終わらせてしまいましょう。
これを繰り返していけば、負のカルマはどんどん精算されていきます。
カルマの借金は、元金以上に膨らむことはありません。
返して(体験して)しまえば、それで終わりなんです。
終わりにならないのは、自分で借金を膨らませていってしまうからです。
人は普通、カルマの法則なんて意識していないので、過去のカルマに、未来の行動が引っ張られてしまうんですね。
「目には目を」ってな感じで、同じような行動を返してしまうんです。
それじゃ堂々巡りですよね。
負のカルマを積まないためには?
マイナスのカルマにマイナスのカルマを返してしまう理由の1つに、「ストレス」が挙げられます。
つまり、悪口を言われると、
「何か言い返してやらんと気がすまん!」
って気持ちになるわけです。
我慢するとストレスが溜まるので、とっさに言い返してしまいます。
ただ、この手のストレスに関しては、コツを掴んでいれば、どうとでもなるんですよね。
わかりやすく言えば、ストレスから「距離をとる」だけです。
他人事のように、ストレスを客観視するんですね。
これは別に、特殊な訓練を必要とするわけでもなく、心がけ次第で誰にでもできます。
それを身につけるだけで、マイナスにマイナスを返してしまう確率は、ぐっと下がります。
善行のススメ
過去のカルマを精算しつつ、新たな負のカルマを作らないように心がけていけば、それだけで運命は変わってきます。
加えて、「善行」をするのも役に立ちます。
良い行いをするってことですね。
良い行いは良い影響として返って来るから、結果、未来が良いものになる。
世界のあらゆる宗教や道徳の中で、善行が勧められているのは、このためです。
だから道徳を遵守しましょう、なんて堅苦しいことを言いたいわけではありません。念のため。
道徳は常に偽善と隣り合わせだからです。
偽善には偽善が返ってきてしまいますから、そちらにも注意が必要です。
ただ、何が本当の「良い行い」なのかは、実はさほど難しく考える必要はありません。
あなたの魂が望んでいることをしていくだけでOKです。
それこそが偽善のない、あなたにとって最高の「善行」だからです。
まとめ
・運命は出生の時点で、ある程度決まっている。これは、カルマの法則が働いているため
・過去(前世を含む)の行いは、必ず自分に返って来る
・悪いカルマをこれ以上積まず、「善行」を心がけることで、運命を自分の意思で変えていくことができる
・善行とは、魂の望みに沿った行いのこと