魂の望みを知る方法-感動体験を掘り下げる-
もし、何かに感動した経験が一度でもあるのなら、そこから自分の魂の望みを知ることができます。
この記事では、そのための具体的な方法をお伝えしていきますね。
感動体験は魂の望みを教えてくれる
感動体験というのは、魂の願望を知るための格好の手がかりになります。
例えば、私はある時、素晴らしい歌を聴いて感動し、「自分も歌で人を感動させたい!」と強く思いました。
しかし、次の瞬間、自分が歌手ではなく、歌もそれほど上手くないことに気づきました。
40歳を過ぎているし、仮に猛特訓したとしても、たぶんプロにはなれないでしょう。
さて、困りました。
これでは人を感動させることができません。
人を感動させたくても、私はそのための手段を持っていないのです。
でも、だからといって、それを「一時の気の迷い」で片付けてしまっては、もったいないです。
魂の願望のヒントは、そういうところにこそ、隠れているからです。
「一時の感情」と魂の願望を混同してはいけない
ただし、「歌」とか「感動させる」というキーワードにこだわりすぎてしまうと、それ以上先には進めなくなってしまいます。
実は、大事なのは、そういうわかりやすい部分ではないんです。
もっと深く、自分の内側を探っていく必要があります。
ちなみに昔の私は、
「すばらしい歌を聴いて感動した」
↓
「自分も人を感動させたい!」
↓
「よし、小説で人を感動させよう!」
という単純思考でした。
これは駄目な例です(笑)
まず行き詰まります。
……実際、行き詰まりましたが(泣)
何がいけないのかというと、一時の感情と魂の願望を混同してしまっているからです。言ってて悲しくなりますが。
では、実際どうすればいいのでしょうか?
視点を変えるススメ
まずは、「自分がどの部分に心を打たれたのか?」を深く問いかけます。
私の例では、少し冷静になって、感情を落ち着かせた後、心のもう少し深い部分に尋ねてみる必要があります。
「自分を惹きつけたものは、一体なんだろう?」
ここでのコツは、少しだけ、視点を変えてみることです。
「歌」や「感動」という単語からいったん離れます。
そして、価値観という切り口から探ってみます。
すると、私の場合、
「人の心を動かす」
とか、
「ぶれない生き方」
という抽象的なキーワードが浮かび上がってきます。
むしろ、この段階では、そういう漠然とした答えの方がいいです。
次は、出てきたそれぞれの価値観を、さらに深堀りしていきます。
価値観を深掘りする方法
(深堀りの例①)
「人の心を動かす」ことの、どこに魅力を感じるのか?
↓
自分のスキルが人の役に立ったと実感できるところ
↓ (その裏にある願いは?)
1つのスキルを高めていきたい!
(深堀りの例②)
「ぶれない生き方」のどこに魅力を感じるのか?
↓
1つのことで高みを目指していくところ
↓(その裏にある願いは?)
1つのことを極めたい!
こんなふうに、私の場合は、
- 1つのスキルを高めていきたい!
- 1つのことを極めたい!
という願いに行き着きました。
どうやら私は、牙突を打ちたいみたいです。
・・・わからない方、スルーしてください。笑
魂の望みを具体化する
ここまでわかれば、あとは、自分の体験や環境を、その願いと結び付けるだけです。
例えば、過去の経験や今の環境、持っている知識や情報、これから学べることなどを、手当たり次第に紙に書き出していきます。
私の場合は、
- 20年以上の瞑想・スピリチュアル歴
- 様々な挫折と、それを精神的に乗り越えてきた体験
- コーチングやカウンセリング、ヒーリングのスキル
- 文章を書くのが好き
などなどが、先ほどの願いと結び付いて、
「生き方再生コーチとして精進しながら、日々、自分を高めていく」
という1つの答えに行き着きます。
もちろん、これはあくまで一例にすぎませんが、こんなふうにして、魂が望んでいることを自力で見つけ出すことは、可能なんですね。
「感動した体験」から、魂の願望を導く方法は、意外とオススメです。
あなたも、試してみてはいかがでしょうか?