ありのままの自分を受け入れる方法を誤解していませんか?むりやり「受け入れ」ようとするから、うまくいかないんです
「ありのままの自分を受け入れる方法」は、実は思いっきり誤解されています。
今の自分をそのまま受け入れようとしたって、絶対うまくいきませんからね?
この記事では、「ありのままのあなた」を受け入れるための、具体的な方法をお伝えしていきます。
ありのままの自分を受け入れる方法とは?
さっそく結論を言いますね。
ありのままの自分を受け入れる方法。
それは、自分が大嘘つきであることを、素直に認めること。
……以上です(笑)
さすがにそれだけでは不親切なので、その理由を、今からお話ししますね。
私達はみんな嘘つきってホント!?
1つ質問させてください。
そもそも、あなたは嘘つきですか?
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イエスと答えたあなた
あなたは正直者です(笑)
ノーと答えたあなた
あなたは残念ながら嘘つきです…(笑)
というか、まず大前提として、私達はみんな嘘つきです。
そして基本、そのことに無自覚です。
無自覚だからこそ、やっかいなわけです。
だって、
「ありのままの自分を受け入れたい!」
って口では言っていても、そもそもの「ありのままの嘘つきな自分」に無自覚なんですよ?
それって、思いっきり矛盾してると思いません?(笑)
自分自身への嘘とは?
自分が嘘つきだと納得できないあなたのために、フォローしておくと、ここで言う「嘘」とは、他人に対してのものではなく、自分自身に対してのものです。
私達は、自分に嘘をついて生きているってことですね。
それ自体は、別に悪いことではないです。
だって、自分のドロドロとした欲望にどこまでも正直に、貪欲に生きていたら、あなたは1日で人々の信頼を失いますよね?
下手をすれば犯罪者です(笑)
だから、真っ正直な自分の欲望に対する嘘というのは、多かれ少なかれ、誰もがついているわけです。
理性という名の嘘ですよね。
「理性」という涼しげな言葉の下には、どす黒い、見るに堪えないあなたの本性が潜んでいるわけです(笑)
他の例としては、失恋の痛みを、相手への怒りに置き換えたりするのも、自分への嘘と言えます。
振られた痛みに向き合うのは辛すぎるので、怒りを作り出して相手を憎むことで、自分を守るんですね。
悪者をサンドバックにすることで、「愛してほしい!」という絶対に認めたくない本心から、目をそらすわけです。
他の例としては、嫌なことをされた相手を怒る代わりに、自分を責める嘘もあります。
優しい自分は、たとえ相手に非があるからといって、人を責めたくなんかありません。
むしろ、相手にそんな行動を取らせてしまった自分が悪いんだから、責められるべきは自分なんです。
そうやって、「いい人」の仮面を被ることには成功しますが、腹の底では、煮えたぎる怒りが渦巻いてたりするんですね。
もちろん、自分の本心を偽っているので、その怒りには気づきません。
むしろ、自分には怒りなんてないとさえ思っています。
そうやって、自覚されない隠れた怒りの炎が、少しずつ体を焼いてしまうんですね。
結果、原因もわからないまま、病気になってしまうこともあります。
こんなふうに、人間である私達は、社会でうまくやっていこうと必死になるあまり、幸か不幸か、自分に対して様々な嘘をついてしまっているんですね。
そして、あまりにもそれを自然にやっているために、逆に、普段からそれを自覚することが難しいんです。
ありのままの自分を受け入れるための大前提
でも、ありのままの自分を受け入れたいと思うのであれば、ここを無自覚のままにしておくことはできません。
受け入れるためには、まず、自覚しなければ話にならないですからね。
でないと、一体「何を」受け入れるの?って話ですから。
「ありのままの自分を受け入れる」っていう、美しいスローガンをかかげて額縁に飾っているだけでは、一歩も前進しないわけです。
受け入れるためには、受け入れる対象を知ろうとしなければなりません。
そして、「受け入れる対象」というのは、あなた自身のことです。
なので、まずは、
「自分の嘘に気づいているかどうか?」
そこが出発点になります。
「ありのままの自分を受け入れる」ことへの誤解とは?
多くの人が、ありのままの自分を受け入れられない理由も、ここにあります。
というか、みんな大きな誤解をしています。
というのは、ほとんどの人は、「受け入れる」方にばかり目が行ってしまっているんです。
今の自分をそのまま受け入れることさえできれば、人生変わるに違いない、と思い込まされているんですね。
とんでもない!
今、自覚できている自分なんて、一体何%が本当の自分でしょうか?
順序が逆です。
受け入れるためには、まずは、知らなくてはなりません。というか、知らないと受け入れることができません。
そして、自分を知るというのは、綺麗ごとだけで済むものではありません。
あなたのいい面も、悪い面も、綺麗な面も、汚い面も、嘘つきな面も、残らず知る必要があるんです。
頭で認識するんではありません。心で向き合うんです。
これには結構なエネルギーが要ります。
でも、これができた時には、既にあなたは、ありのままの自分を受け入れることができているはずです。
知るということは、実は、受け入れることと同じ意味なんです。
つまり、「受け入れられない」と悩んでいる時点で、まだ自分をちゃんと見ていないというだけの話なんですね。
結論
ありのままの自分を受け入れること自体は、本来は、シンプルなことなんです。
ただ単に、自分の嘘から目をそらさずにとことん見て、本当の自分を知ればいいだけの話ですから。
「 知る = 受け入れる 」
実はそういうことなんですね。