やりたいことがわからないまま進んでいい 遠回りが最短になる生き方

「やりたいことがわからないまま、時間だけが過ぎていく」
そんな焦りを感じていませんか。
何かを成し遂げたい気持ちはあるのに、心が動く方向が見えない。
まるで霧の中を歩いているような日々に、「自分だけ取り残されているのでは」と不安になる。
でも実は、それは多くの人が通る“人生の静かな転機”のサインです。
この記事では、やりたいことが見つからない時期を「欠落」ではなく、“新しい自分が生まれる準備期間”として捉える視点をお伝えします。
焦って答えを探すのではなく、今という道を丁寧に歩く生き方が、最短でやりたいことにつながるという真理を解き明かします。
読み進めるうちに、あなたの中に眠っていた本心の声が、少しずつ輪郭を帯びていくでしょう。
“遠回り”が、実はあなたにとっての最短ルートだったと気づいたとき、 その旅の全てが、意味を持ちはじめます。
「やりたいことがわからない」は非常事態ではない
まず、お伝えしたいこと。
それは、「やりたいことがわからない」って、別に非常事態ではないってことです。
悩んでいる時は、とてもそんなふうには思えないかもしれませんが、実際に世の中を見回してみると……
「やりたいこと」がはっきりとわかっていて、かつ、それに専念できている人なんて、ほとんどいないと思いませんか?
実際は、進学や就活などの「大きな流れ」に身を委ねながら、状況に応じて、その時々の「やるべきこと」に向き合っているケースが多いような気がします。
比較の罠
……いや、言いたいことはわかりますよ。
世の中には、そういう一般的なレールには乗らずに、「やりたいこと」で成功しているように見える人達だって、確かにいます。
例えば、
スポーツ選手。
ミュージシャン。
俳優。
起業家。
などなど。
それに比べて自分は……なんて思ってしまっても、無理はないかもしれません。
実際、私だって、さんざんそういう思いはしてきましたからね。
「やりたいこと」は人生のゴールではない
ただ、1つ確かなことは、「やりたいことをする」って、別に人生のゴールでもなんでもないんですよ。
確かに、キラキラ輝いている人達を見て、「私もあんなふうに生きてみたい!」と憧れるのは、自然なことです。
でも、強すぎる輝きだけに目を奪われていると、もっと大事なことを見失います。
これは断言できますが、やりたいことをしてお金を稼いだり、人生が充実しているように見える人も、その裏では、様々な問題を抱えています。
人って、見える部分が全てではありません。
今向き合うべきテーマは人それぞれ
そして、その人にとっての「今向き合うべきテーマ」は、一人一人違います。
ある人にとっては、やりたいことを見つけることが、今のテーマかもしれない。
別のある人は、やりたいことを見つけるフェーズはクリアしているかもしれませんが、代わりに人間関係で問題を抱えているかもしれない。
また別の人は、十分な富を得て、欲しいものは何でも買えるようになっているかもしれませんが、代わりに健康のことで悩んでいるかもしれない。
そういう意味で、やりたいことも、仕事も、楽しみも、苦しみも、あくまで人生の1要素にすぎないんです。
どれか1つを極めたからといって、そこで人生が「上がり」になるわけではありません。
全ての出来事は深層でつながっている
そして、その1つ1つの裏には、人生全体に通じる深いテーマが、必ず隠れています。
別の言い方をすると、人生の出来事は全ては深いところでつながっている、とも言えます。
なので、「今やるべきこと」に丁寧に向き合い、心の声を聞き逃さないように注意していれば、あるタイミングで、「やりたいこと」には必ず到達できます。
だから、安心してください。
今、やりたいことが見えていないのは、今がそういうタイミングってだけです。
今は、他に向き合うべきことがある、という状態なんです。
注意点——タイミングを逃さないための2つの鍵
ただ、もちろん注意点はあります。
漠然と時を過ごしているだけでは、やりたいことに出会うべきタイミングを見逃してしまいます。
ベストなタイミングでやりたいことに巡り会うためには、大事なことが2つあります。
①心の声を聞き逃さない
②今、やるべきことをちゃんとやる
ただ、この2つは実はつながっていて、①の「心の声を聞く」がある程度できていないと、②の「今やるべきこと」が微妙にずれてしまいます。
実は②は、ただがむしゃらに行動しろ、という意味ではないんですよね。
とはいえ、そんなに難しく考える必要はなくて、①が習慣化できれば自然と②はできるし、その時点で「やりたいこと」もなんとなく見えてくることが多いです。
道が開けるプロセス
つまり、
①心の声を聞き逃さなければ、
↓
②その時々の「やるべきこと」がはっきりとわかるようになり、
↓
③いずれベストなタイミングで「本当にやりたいこと」が向こうからやってくる
という流れをたどることができます。
① 心の声を聴く(“魂の望み”に直接アクセスする)
ここでいう「心の声」とは、頭で考える好き嫌いや、感情の起伏のことではありません。
それは、もっと静かな場所でしか聞こえない“魂のささやき”のようなものです。
その声に出会うために大切なのは、分析することではなく、自分と深くつながる時間を持つこと。
たとえば——
ジャッジを手放す
「正しい・間違い」を一度わきに置くと、胸の奥がわずかに動く瞬間に気づけるようになります。「あ、これだ」と身体が教えてくれる感覚です。
弱さを許す
情けなさや迷いも、そのまま認めてあげると、心がやわらかくほどけていきます。受け入れた分だけ、本音の声がはっきりと聞こえてくる。
今にとどまる
呼吸の音、体の感触、静けさ。何かを変えようとせず、そのまま“ここ”にいる。すると、雑音が消えて、奥の方に微かな確信が残ります。
このとき起こるのは、「何かを知る」ことではなく、自分の存在そのものと調和することです。
「何をしたいか」より先に、「どんな自分でありたいか」が自然と浮かび上がる時——
あなたはもう、“心の声”を聴いています。
② 『やるべきこと』が見えてくる(“在り方”が行動を導く)
心の奥が整ってくると、不思議と「何をすればいいか」がはっきりしてきます。
それは、頭で決めるというよりも、流れに乗るようにわかってくる感覚です。
小さな違和感を見逃さない
ほんの少し「イヤだな」と感じることを放置しない。それを減らすたびに、エネルギーが澄んで、本当に必要なことが見えてきます。
誠実な1日を積み重ねる
結果がどうあれ、「今日、自分に正直に生きられたか」。その積み重ねが、自信ではなく自己信頼を育ててくれます。
人との距離を整える
誰かに合わせすぎず、突き放さず。お互いが尊重しあえる心の距離を持つと、無理のない行動だけが残ります。
“やるべきこと”とは、義務のように重いものではありません。
心の流れが自然に向かっていく先——それが、あなたの本来の道です。
③ ベストなタイミングで“向こうから”やってくる(準備が呼ぶ「出会い」)
「やりたいこと」は、追いかけるよりも、整えた自分に向こうからやってくるものです。
これはスピリチュアルな話ではなく、心と現実の“呼吸”のような関係です。
波長が合う
あなたの心の状態が変わると、出会う人、届く言葉、タイミングの質が変わります。偶然に見える出来事が、ぴたりと噛み合い始める。
焦らずに満たす
焦りは「足りない」エネルギーから生まれます。何かを“待つ”よりも、今この瞬間をしっかり“満たす”こと。それが、最高の準備です。
静かなYESに従う
頭ではなく、胸の奥の静かな「これだ」という感覚。それがあるなら、たとえ小さな一歩でも、その方向があなたの進むべき道です。
やりたいことは、努力で掴む目標ではなく、あなたの在り方と共鳴して“訪れる”もの。
その瞬間、「これまでのすべては、この出会いのためだった」と感じるはずです。
回り道は、実は最短の道
焦らなくて大丈夫です。
見えない時期には、見えないからこそ育まれているものがあります。
まずは、目の前の出来事に丁寧に関わりながら、小さな「心の声」に静かに耳を澄ませてみてください。
その声に導かれるように一歩ずつ進んでいくうちに、気づけばあなたは、“やりたいこと”の真ん中に立っているはずです。
遠回りに見えるその道こそ、本当は、あなたの魂が選んできた一番まっすぐな道なのです。
私からのご提案——次の一歩を見つけたいあなたへ
もし今、「やりたいことがわからない」と感じているなら、それは、あなたの中で“新しい生き方”が芽吹こうとしているサインです。
焦らず、比べず、今の自分をそのまま受け入れることから始めてみてください。
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