本当の自分がわからない原因と、スピリチュアルな解決法
本当の自分がわからないのは、無意識のうちに「他人のための人生」を生きていることに原因があります。
この記事では、そうなってしまっている理由と、本当の自分を知るためのスピリチュアルな解決法について、書いていきます。
本当の自分がわからない理由とは?
本当の自分がわからなくなっている大きな要因として、
「自分以外の何かになろうとしている」
ことが挙げられます。
つまり、
- 誉められたい
- 認められたい
- 愛されたい
- 勝ちたい
- 注目されたい
このような動機から来る日々の行動によって、無自覚のうちに、本当の自分を、隅に隅にと追いやってしまっているんです。
例をいくつかあげると、
- いつも人の意見を優先する
- いい人であろうとする
- 有能であろうとする
- ポジティブで明るい自分を演じる
- 親に従順
- いい妻、いい彼女を演じる
- 過度な努力をし続ける
- 常に競争に勝とうとする
- いつも他人を気にしている
- 全身ハイブランドで武装する(いや、いいんですよw)
などなど。
これらに共通しているのは、「評価」されたり「愛される」ための行動だってことです。
人に嫌われたり、下に見られないための行動でもあります。
お気づきでしょうか?
そこにあるのは、「他者」の目だけです。
自分が完全に脇役になってしまっています。
こういうことを毎日繰り返していたら、そりゃあ、本当の自分がわからなくなってしまいますよね。
やっかいなのは、これらの行動は、やめよう、と思って次の日から簡単にやめられる種類のものではないってことです。
というより、本心から「やめたい!」とは、中々思えないと思います。
なぜなら、
「他人が望む自分」
「他人に評価される自分」
になりたがってしまうのには、理由があるからです。
「他人が望む自分」になってしまう理由
「他人が望む自分」になってしまう理由。
それは、自分の満たされない部分を、他人で満たそうとしている、ということです。
別の言い方をすると、自分の内側に空いた穴を、 他人の「愛情」や「評価」や「関心」で、埋め合わせているってことです。
つまり、それをするためには、彼らが望む人にならないといけません。
じゃないと、彼らの愛情・評価・関心を得られないからです。
もちろん、心に穴が空いているような感覚は、普段はおそらくないと思います。
既にそれが当たり前になってしまっているからです。
だから、自分では気付きません。
多くの場合、その原因は子供時代にまでさかのぼります。
例えば、親からの愛情・関心を十分に感じられなかったり。
厳しいしつけを受けたり。
何かを「達成」しないと誉めてもらえなかったり。
そういう、過去の満たされなかった想いというのは、大人になったからといって、自動的に解消されるわけではありません。
心は、大人になっても空いたままの穴を、他のもので埋め合わせようとします。
つまり、親の代わりになる「誰か」で。
親から十分に受け取れなかった愛や優しさや関心を、他の人から得ようとします。
そのために、人に好かれる「いい人」や「優れた人」になろうと、頑張ってしまうんですね。
その結果、知らず知らずのうちに、愛情・関心のくれくれ星人になってしまいます。
「得ること」にしか、意識がいかなくなってしまうんですね。
いつの間にか、人から愛されたり、誉められたり、評価されることが、人生の目的になってしまいます。
「他人の目」が、あなたの人生を乗っ取ってしまうわけです。
でも、それはあなたが本当に望んでいる生き方じゃないですよね?
本当の自分を知るための方法
なので、本当の自分を知るために必要なことは、まず、「他人の目」を通して生きるのをやめることです。
つまり、
- 人からどう思われるか?
- 人にどう評価されるか?
そんなことばかり考えながら生きるのを、一度やめてみることです。
実際の話、自分を他のもの(自分以外の者・物)で満たすことなんて、できません。
パズルの欠けたピースを、他所に探し求めたところで、答えはどこにも落ちていないんです。
答えがあるのは、そのパズルが元々あった場所――つまり、自分自身の中だけです。
今まで外(=他人)に向いていた目を、自分自身に向けてあげるだけで、状況は変わり出します。
それが、本当の自分を知るための、第一歩になります。
一歩は一歩ですが、とても大きな一歩になります。
スピリチュアルな解決法
そうやって、
- 他人が望むあなたになっている
- 他人の評価を得るためにやっきになっている
ことを、少しでも自覚することができたら、あなたは次の段階へ進むことができます。
そこであなたがすべきこと。
それは、自分の魂が喜ぶことをする。
たったそれだけです。
簡単ですよね(笑)
魂が喜ぶことをしていくことで、あなたは自分自身を自分自身で満たせるようになります。
欠けたピースを埋めるために、他人の愛を探し求めたり、老いた親に恨み言を言う必要なんて、ないんですね。
魂の望みに沿った生き方をする。
必要なのは、たったそれだけです。
それだけで、あなたは満たされた人になれます。
そして、「本当の自分」とは、満たされた自分のことです。
本当の自分を生きる幸せは、何かを得たり、何かになることで感じる幸せとは、全く種類が違うんですね。
幸せの次元が違うと言ってもいいかもしれません。
生きてること、それ自体が幸せ。
そんなふうに、内側が満ち足りてくると、不思議なことに、必要な人や物が、磁石のようにどんどん引き寄せられてきます。
本当のあなたは、パワフルなんです。